体はお世話をしたけど、心はお世話になった

明日自宅へ戻る。産後の帰省はこれでおしまい。

実家は本当に過ごしやすくて、いっそこのまま住みつきたくなった。日中はいつもおじいがいて、夜になれば妹が帰ってくる。夜ご飯も3人分。1人よりも2人、2人よりも3人と、多ければ多いほど作りがいがある。3人そろって晩ご飯を食べる時間も楽しかった。テレビ観ながらああでもないこうでもないと好き放題言って笑いあって。その横で長男が「あーあー」と声をだし、しまいにはぐずって抱っこしてあやす。
両親がそこに存在しない家族の光景だけど、今はそれこそが私の実家っていう感じがする。もし母親が生きていたらどんな雰囲気なんだろうなあ、って何度も思ったけど想像できんかった。母親の老けた顔が思い浮かばん、いつも思い出すのは30代の母の顔。そりゃあ生きていてくれたらもっといいのにって思うけれども、今の実家でも十分に幸せ。わたしも子どもにとってこんな実家を作りたい。

自宅に戻れば旦那ちんとのまた実家とは違う楽しい生活が待っている。それはそれで楽しみ。でも、せっかく実家ではしっかり者だったのに、自宅だと甘えたになっちゃうのが何とも。それはそれで私の役割か。そして長男はどこでも可愛がられる存在。

今日は足をぴーんと伸ばしたり、ばたばたと動かしたりして、上につんのめっていた。そんで顎をあげてテレビを必死に眺めてた。機嫌がいいときにほっぺ触ったり、こちょこちょと言いながら腰をつつくと、興奮顔になって面白い。けっこうぐずるときは抱っこすると眠そうにしたり、おなかすいてミルクが飲みたいときは甘えるような泣き声だったり、長男の気持ちがなんだかわかってきて楽しい。