大洪水

今朝は、恋人を仕事に送り出すまでなんか素直になれんくて、いつもどおり甘えることができんかった。なんとなく口数も減って。恋人はさみしそうだった。最後、車で見えなくなった恋人の顔を見た瞬間、涙があふれてきてそこからちょっとだけ動けなかった。何やってんだ、私は。月曜の朝なのに。いつもなら「さみしいよー」てひっついたり巻きついたり、出かける前は何度もぎゅーってしてもらって、「いってらっしゃい」ってするのに。思い返せば、この週末、恋人に優しくできなかったことが何回かあったのを思い出して、なんでもっともっと楽しい時間を作ってあげられなかったんだろうと自分を責めた。
そのあとの電話で、泣いとるのがバレてまた恋人に心配かけて、そんな自分の馬鹿さにまた泣けた。もうどうしようもないループにはまってしまっていた。そんなにも泣く理由がどこにあるのかさっぱりわかるわけないのに、恋人は責めることもなく質問攻めすることもなく、最後に優しい声で「元気出して」って言ってくれた。電話を切って、ちょっと落ち着いてからメールを送った。

1時間くらいして恋人からメールが2通届いた。恋人のおっきな愛情に包まれてまた泣いた。ありがとう。