夢みたい

昨日、1年記念日デートで、夜に恋人が予約してくれたおしゃれバーでお酒を楽しんでいたら、恋人が「今からカクテル作らしてもらう」って言って、席を立った。私もついていって、「ずっとしてみたかった」って嬉しそうに作り方を教えてもらう恋人を見てた。「ピーチ神風」を作ってもらい、私にプレゼントしてくれた。カクテルを作ってもらうなんてありそうでない話で、自分がそれを味わうなんて考えもしなかったから、嬉しいのと恥ずかしいのと。

そのあと席に戻って、恋人が手に持ってきたのはおっきな花束。いやーびっくりしたよ、ほんとに。花ってもらうと嬉しいんだね。なんか今まで味わえなかったことを、なんでも体験させてくれてるみたいで、嬉しいけどびっくりで、お酒も入ってたし、冷静にいられなかった。で、花束の説明をしてくれた。

そして、最後に「結婚してほしい」ってプロポーズされた。
途中から泣いていたけど（やっぱり）、さらに涙して恋人の顔が見えなくて、何度もぬぐって、「うん」って言って何回も何回もうなづいた。

病気のこと、「何度も何度も考えたよ、ちゃんと考えた」って言ってくれた。そのうえでの決断であり、覚悟なんだって。私はやっぱりそれがどうしてもネックだから、それを踏まえて、それでも結婚したいって思ってもらえたことが嬉しかった。恋人は真面目な顔で、私に「死ぬな」って言った。だから、わたしは絶対に死にたくない。恋人の色んな顔をずっとそばで見ていたいし、恋人を支えたいし、子どもを産んで一生懸命愛して育てたいと思う。だから今のまま、今のままでいいから、お願いだから病気は進行しないでほしい。恋人に後悔させたくない。

というわけで、私をありのまま受け止めて、たくさんの愛情で包んでくれる恋人と、結婚します。とってもとってもとっても幸せ。